電車でスマホを見ているとき、ふと隣の人の視線が気になったことはありませんか?
SNSやLINE、ネットショッピング、仕事のメールなど、「別に悪いことをしているわけじゃないけど、人には見られたくない。」そんな場面は意外と多いものです。
また、WEBサイトは広告だらけ。時には見られたら恥ずかしい広告なんかも勝手に表示されてしまいますので、画面を見られたくないこともありませんか?
画面に貼るタイプの覗き見防止フィルムも多く販売されていますが、私は、「もっと手軽に、必要なときだけ使える方法はないだろうか?」と思い、Android向けアプリ「Screen-Filter」を開発しました。
実際に開発を始めてみると、「画面にフィルターを重ねるだけだから簡単だろう」と考えていた自分が甘かったことに気付かされます。
今回は、アプリ版の覗き見防止フィルターだからこそ直面した課題や、それをどう解決したのかを、開発者の視点からお話ししたいと思います。
貼る覗き見防止フィルムとアプリは、実はまったく別物
まず知っていただきたいのは、貼るタイプの覗き見防止フィルムと、アプリで実現する覗き見防止機能は、根本的に仕組みが違うということです。
フィルムは、液晶から出る光そのものを物理的に制御しています。横方向へ広がる光を遮断することで、真正面以外からは画面が見えにくくなります。
一方、アプリにはそんなことはできません。
アプリができるのは、画面の一番上に特殊な模様を重ねて表示することだけです。
つまり、光を遮断しているわけではなく、人間の視覚をうまく「攪乱(かくらん)」することで、横から見たときに文字や画像を読み取りにくくしています。
ここが、アプリ版ならではの一番難しいポイントでした。
実は「黒いフィルター」だけでは効果が弱かった
開発当初は、「黒いドットやストライプを重ねれば十分だろう」と考えていました。
しかし実際に試してみると、ダークモードでは思ったほど効果がありません。
背景が黒い画面に黒いフィルターを重ねても、模様が背景に溶け込んでしまい、横からでも文字が読めてしまうケースがありました。
逆に、ライトモードで白いフィルターを使っても同じ問題が発生します。
つまり、背景色によって最適なフィルターの色が変わるということが分かったのです。
だから「ホワイトモード」と「ブラックモード」を搭載しました
そこで採用したのが、「ホワイトモード」と「ブラックモード」の切り替え機能です。
ライトモード(白背景)のアプリではブラックフィルターを。
ダークモード(黒背景)のアプリではホワイトフィルターを。
背景とは反対色のフィルターを重ねることで、コントラストが大きくなり、横から見たときの視認性を大きく下げることができます。
一見シンプルな機能ですが、この切り替えによって実用性は大きく向上しました。
「守りすぎる」と、自分も見えなくなる問題
もう一つ、大きな課題がありました。
フィルターを強くすればするほど、当然ながら覗き見防止効果は高くなります。
しかし、その代わりに自分自身も画面が見えにくくなるという問題があります。
これは開発中、何度も悩まされたポイントでした。
「セキュリティは高いけど使いにくい。」
それでは毎日使いたくなるアプリにはなりません。
そこで、一部だけ通常表示できる機能を追加しました
最終的に採用したのが、フィルターの一部だけを通常表示にできる機能です。
例えば画面の一部分だけフィルターを解除すれば、自分は必要な情報を見やすく確認できます。
一方で、画面全体としてはフィルターが掛かった状態なので、周囲からは内容を読み取りにくいままです。
覗き見防止と使いやすさ。
この二つを両立するために追加した、個人的にもお気に入りの機能です。
模様も8種類用意した理由
もう一つこだわったのが、フィルターのパターンです。
ドット、ストライプ、方眼など、全部で8種類を搭載しています。
実際に試してみると、文字の大きさやアプリによって見え方はかなり変わります。
ニュースアプリでは見やすかったパターンでも、SNSでは少し見づらい。
逆に、メールでは別の模様の方が使いやすいこともあります。
そのため、「どれか一つが正解」ではなく、自分に合ったパターンを選べるようにしました。
広告なし・オフラインにもこだわりました
Screen-Filterは、有料アプリとして開発しています。
その理由の一つが、「安心して使えること」を大切にしたかったからです。
フィルターを表示している最中に広告が表示されると、せっかくの集中が途切れてしまいます。
また、インターネット通信権限を使用しない設計にしたため、画面の内容や個人情報が外部へ送信される心配もありません。
「プライバシーを守るアプリだからこそ、プライバシーを守る設計にする。」
これは開発当初から変わらないコンセプトです。
まとめ
覗き見防止フィルターは、一見するとシンプルなアプリに見えるかもしれません。
しかし実際には、「どれだけ見えなくするか」と「どれだけ自分は見やすいか」という相反する課題との戦いでした。
ブラックモードとホワイトモードの切り替え、一部だけ通常表示できる機能、8種類のフィルターパターンなど、どれも使いやすさを追求する中で生まれた機能です。
もし電車やカフェ、職場などで周囲の視線が気になることがあれば、一度試していただけるとうれしいです。
Screen-Filterで、あなたのプライバシーをもっとスマートに守ろう
Screen-Filterは、Androidのクイック設定パネルからワンタップでON/OFFできる覗き見防止フィルターアプリです。
- 通知パネルから一瞬でON/OFF
- ブラック・ホワイトの2モード搭載
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- 一部だけ通常表示できる便利機能
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